みなさん、ありがとうございました(退職のご挨拶)
2015年4月より企画構想学科副手を勤めてまいりましたが、2019年3月をもちまして退職いたします…というご挨拶をFacebookやらTwitterやら方々でしているので、もうご存知の方も多いでしょう。
学生として4年、卒業生として1年、職員として4年…計9年間付き合いいただきありがとうござました!企画構想学科を離れても、また、ときどき遊びに戻ってきます👋🏻 pic.twitter.com/WtboLIBgyv
— よしお (@yossy724_) 2019年3月27日
2010年4月に企画構想学科に入学して以来、かれこれ9年間も企画構想学科とともに歩んだわけです。学生として、卒業生として、そして職員として……企画構想学科の酸いも甘いも色んなことをともにしてきたのだと思うと、そのひとつひとつを振り返ると胸がいっぱいになります。ちなみに先生方に催していただいた僕の送別会で「10年間お世話なりました」と挨拶してしまいました。なぜ勝手に1年分盛った。
みなさんに伝えなければいけないことは、たくさんあります。ひとつひとつ書こうとすれば新書一冊分は綴れそうなくらい。だから今日はシンプルに、感謝を伝えたいです。
学生のみなさん、卒業生のみなさん、先生方、そして企画構想学科をとりまくみなさま、これまで本当にお世話になりました。みなさんと一緒に仕事ができて本当に幸せでした。
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そして、みなさんからの温かいプレゼントやメッセージ、本当に嬉しかったです。
1月下旬に、学生のみんなからサプライズをしてもらったときに、写真左の楯をいただきました。そう、企画書展の楯オマージュの楯です(以下、「企画書展の楯」)。ある日、DA9'sのすいナントカという人から「企画書展の楯ってどうやって作ってるんですか??」と何気なく聞かれてアレコレ答えたところ、学生みんなの心のこもった楯という形となって返ってきました。「ウチのマイメンたちのことだからサプライズするでしょ絶対〜!」とニヤニヤしながら待っていたわけですが、わかっていても嬉しいものは嬉しいものです。
ちなみに写真右の楯は、一年前に6期生viviが卒業する折に、viviのみんなからいただいた楯。奇しくも二年続けて企画書の楯を頂戴することになったわけです。副手展=副手賞を二連覇でき、誠に光栄です。
そんなわけで、明日から2019年度がはじまります!僕はもう準備室にはいませんが、これからは「企画構想学科OBOG会のひと」として引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。このブログも『よしおのブログ』と改題してしばらく残しますので、お暇ありましたら変わらずご覧いただけましたら幸いです。また僕は東京の新しい職場に移りますが、オトナルヤマガタとかYAMAGATAひらめきコンペティションとか卒業制作展とか、節目のイベントには顔を出せればと考えています。
それでは、みなさん、また会いましょう!
企画構想学科運動会'18(正式名称は忘れた)でした。
副手のよしおです。
同僚の副手と「DA9'sって佐藤と鈴木めっちゃ多くね?」「DA9'sの何割が佐藤・鈴木なんだろうね?8割くらい?」という話をしていたまさにその瞬間にDA9'sの某鈴木が準備室にやってきたのが今週のハイライトです。
今日は企画構想学科の運動会でした。
( ↑ 土曜の午前、大学体育館を貸し切って行われた企画構想学科運動会)
( ↑ 開会式・開会宣言の様子。)
( ↑本吉先生のものまねに定評のある鈴木くん。なお冒頭の某鈴木は彼ではない。)
( ↑ C!PとDA9'sを股にかけるハイパーコミュニケーションクリエイター"まめてぃん"らによる選手宣誓。)
(↑準備体操の様子。ついこの前、山形スマドラの活動で黄色の全身タイツを着用していた黒田さんは今日は赤チーム。)
( ↑ もう少し顔に元気を出してほしい白チーム)
( ↑ 列も乱れ、列も乱れ、ひねる方向も乱れまくりの黄色チーム。心配。)
( ↑ 三浦くん、そこはまだ、かけ声のタイミングではありません。)
( ↑ ケンタッキー大学ワイルドキャッツのスウェットでアメリカンカレッジスポーツ感を出してくるピンクチームの庄司くん。)
( ↑ ピンクチーム感を出すためピンクのシャワーキャップを被る鈴木くん。なお冒頭の某鈴木は彼ではない。)
( ↑ ガールズはピンク色のシュシュをつけたりしてチーム感を出す)
( ↑ 今日は1年生NEONもたくさん参加。いい笑顔。)
( ↑ 各チームの作戦会議の様子)
( ↑ 気合充分の黄色チーム。)
( ↑ 1つ目の競技は障害物競争。)
( ↑ 競技デモンストレーションをやったところ、ネットがこんがらがって大変なことになってガチで慌てる運営チーム)
( ↑ 障害物競争の様子。)
( ↑ 勝って喜ぶ白チーム)
( ↑ ピラルさんの活躍で加点された黄色チームの喜ぶ様子)
( ↑ コートサイドから微笑みを送る淑女たち)
( ↑ 各自持参したタオルで足首を結びムカデ競走の準備をする各チーム)
( ↑ タオルではどうにもならずスズランテープで結んだ黄色チーム。つよそう。)
( ↑ いざ出走)
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( ↑ 3つ目の競技はイス取りゲーム。企画構想堂のあらゆるイスが集められた。)
( ↑ よしお的には13番をイスと呼んでいいのか甚だ疑問ですが)
( ↑ せっかくイスに座れてもくじ引きで"ドボンイス"が決められ強制的に脱落させられる鬼畜ルールの餌食になるNEONたち。)
( ↑ 7番イスを狙う武長くん必死すぎ)
( ↑ 先輩C!Pのヒップアタックの餌食になるNEON。かわいそうだぞ。)
( ↑ 情け容赦ない鬼畜な先輩たちばっかりでごめんね…頑張った頑張った…)
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( ↑ 最後の競技は「ほぼ全員参加リレー」。バトンのクセがすごい)
( ↑ バトンのクセがすごい)
( ↑ バトンって呼んでいいレベルじゃねえから!!)
( ↑ コーナーで差をつけろ)
このほか写真にない、イマドキなeスポーツなんかやったりと、今年の企画構想学科運動会は今までになくクレイジーな競技を実施しましたとさ。こういう機会でもないと、普段接点のない先輩後輩と交流する機会ってないのでーー特に下級生は先輩に話しかけるのは躊躇しがちだと思いますが、これを機にみんな仲良くしてくださいな。鬼畜な先輩ばっかりじゃないから大丈夫大丈夫。
( ↑ 集合写真で最前列で横になるやつ必ずいる説)
ちなみに冒頭の「某鈴木」は、この鈴木さんでした。
その鈴木さんに代わってお知らせですが、来る12月18日(火)にオトナルヤマガタ'18 THE MOIVEの上映会を企画構想堂で開催しますので、みなさんお誘い合わせのうえご来場ください。だそうです。
1階ホールのアップデートが完了したよというお話
よしおです。
先週土曜日のYAMAGATAひらめきコンペティションAWARD 2018に携わったみなさん、大変お疲れさまでした。イベント当日を迎えるまで、よしおは8期生C!Pのみなさんに何度も何度も厳しいことを言いました。イベント当日にいたっては思わず声を荒らげた場面もあったわけです。そんな舞台裏があってもなお、たくさんの来場者にお越しいただき会場の席がどんどん埋まっていったこと、応募者・プレゼンテーターのみなさんに素晴らしいプレゼンテーションをしていただいたこと、そして協賛企業はじめ関係者のみなさまに多大なるご支援・ご協力をいただいたことは、本当に尊いことだと思いました。
今回のプロジェクトが、8期生C!Pのみなさんにとって何よりの糧になればと願っています。お疲れさまでした。よく頑張りましたね。
さて。
1階ホールのアップデート云々の話はもう聞き飽きたと思いますが、ついに1階ホールのアップデートが完了しました!よしお的には2年越しの悲願!
まずホワイトボードの活用方法ですが、「インフォメーションボード」と「コラボレーションボード」に加えて、学科をあげて取り組むプロジェクトのお知らせをする「特集コーナー」を設けました。
続いて、4K65インチモニタを1階ホールに設置しました。基本的には「自由に使ってどうぞ」にしたいと思いますので、リモコンとかケーブルも備え付けておきますね。ピッチイベントとかやったらおもしろそうじゃん?
…という感じで、ハード面の整備はこれにて一旦完了。ここからはソフト面の整備。よしおが個人的にカフェやったりしてますけど、みなさんからの持ち込み企画も大歓迎ですので、何かやりたい人は気軽にご相談くださいませ!
1階ホールへの「コラボレーションボード」設置について
よしおです。
1階ホールを使いやすいようにいろいろ改善を図っている話は何度もブログに書いている通りですが、昨日10月22日から1階ホールのホワイトボードの一角に「コラボレーションボード」を設けました。
この「コラボレーションボード」で目指すものは、企画構想学科の学生同士がコラボレーションすることで、新しいアイデアが生まれたり、新しいプロジェクトが立ち上がったり、創発したり、今までなかったつながりが生まれること。
ホワイトボードにオレンジ色のポストイットを貼っておきますので、これをつかって「わたし、こんなことできます!」とか「おれこんなプロジェクトやりたいんですけど、誰か一緒にやりませんか!」とか「こんなスキルを持ってる人、求ム!」みたいなやりとりができればいいなあ、と思っております。(早速2年生とか3年生がポストイットを貼ってくれたようで。ありがとうございます。)
ただ、この「コラボレーションボード」の運用はよしおも手探りなので、もしかしたら知らぬ間にポストイット方式をやめてWB直書き方式になるかもしれませんし、何かルール化やシステム化をするかもしれません。「こうしたらいいんじゃないですかー!」的なご意見・ご提案は随時お待ちしておりますので、気になったことがあればなんなりをお申し付けください。
よしおでした。
10月13日・14日は2年次研修旅行でした
10月13日(土)・14日(日)、企画構想学科の2年次研修旅行が行われました。
( ↑ バスから降りる9期生DA9's一行)
( ↑芸工祭が終わった頃から一気に秋らしい気候になってきた。)
今回、2年次研修旅行で9期生DA9'sが訪れたのは、宮城県蔵王町・遠刈田温泉。蔵王町観光物産協会の依頼を受け、『遠刈田こけしの伝統技法を守りつつ、新たな発想の新作商品(道具)を企画提案する』という課題に取り組むことになりました。
( ↑ 最初に訪れた「みやぎ蔵王こけし館」 )
( ↑ カメラをむけるとピースサインをする愉快なDA9'sメン)
( ↑ カメラをむけるとカメラで対抗してくるDA9'sメン)
( ↑顔出しパネル遊びに興じるDA9's)
( ↑それをいいことにアップで撮って遊ぶ)
( ↑ オリエンテーションを受けるDA9'sメン)
( ↑こけしに関して丁寧にご説明してくださった工人の佐藤さん。)
( ↑館内のさまざまなこけしを見学するDA9'sたち)
( ↑ 工人の方にインタビューをするDA9'sたち)
( ↑ フィールドワークやインタビューが終わり、ホテルでディスカッションを行うDA9'sたち)
( ↑ 助言をしてまわる先生たちとDA9'sたち)
( ↑ 久しぶりの模造紙での発表に戸惑いつつも、プレゼンの準備を進めるDA9'sたち)
( ↑ オリエンテーションやこけし館の見学、インタビューを踏まえた分析結果を発表するDA9's 。いつもならアイデアや企画提案まで行うところ、今回は「分析」にフォーカスしたプレゼンを行った。)
( ↑ 先生方やこけしに関わるみなさまから忌憚のない意見をいただく)
( ↑ 2日間の全行程を終えて、集合写真。)
企画構想堂 施設・備品更新のもろもろ
よしおです。
企画構想学科備品・施設関係で、この夏休みに更新されたものがありますのでお知らせしますね。
まず、各演習室にトローリー(ワゴン)を設置することにしました。
(↑ 3段のトローリー。キャスターがついているので演習室内を移動させることができます)
これまでは備品を準備室または準備室前で管理して、使用するときに都度持っていってもらう形式にしていました。これからはこのトローリーに水性マーカーや水性サインペン、ポストイット、ホワイトボードイレーザーを入れておきますので、どうぞご自由に使ってください。なお、あくまで前提は「みなさんの良心を信じる」というスタンスなので、ポストイットやサインペンとか借りパクすることないように、使ったら必ずこのトローリーに戻してくださいね。
なおトローリーの用意はしましたが、肝心なホワイトボードマーカー等の用意は済んでいません。発注をかけているところて、後期開始までには間に合うんじゃないかなあ。
それと1階ホールのトローリーには、電源タップを5-6本入れておきますので、こちらもどうぞご自由に使ってください。1階ホール専用だから、他の階・他の演習室に持っていかないようにしてくださいね。
(↑ 2段目にはホワイトボードマーカーを、3段目にはサインペンとポストイットを入れる予定です)
続いて。企画構想堂に洗濯機を導入しました。
企画構想堂に洗濯機を導入したよ。ホワイトボードイレーザーをきれいにできるね。(実は今までよしおが毎週自宅で洗濯していた) pic.twitter.com/E4BmY4x250
— よしお (@yossy724_) 2018年8月31日
これまでホワイトボードイレーザーは、みなさんに使用するたびに手洗いして干してもらいつつも、週末によしお自宅でまとめて洗濯していました。とはいえ、よしおも毎週末まとまった時間がとれるわけではなくて…具体的に言えば山形ワイヴァンズのアウェイ遠征に行く週は洗濯ができなかったので、だったら企画構想堂で洗濯できればええやん!ってことで、洗濯機を導入しました。
ちなみにこの洗濯機、パッケージに「里芋洗いに最適」と書いてあって、「あ、そういうやつ…」と微妙な気持ちになりました。もうひとりの副手も「実家で見たかもしれないです」と申しておりました。でも実際使ってみるとけっこう汚れが落ちているので、いいかもしれないです。運用方法は現在検討しているところです。
そして最後に。1階ホールのホワイトボード化に着手しました。
お馴染み"よしお工務店"の登場。900mm*1200mmの硬質ポリ塩化板を買ってきて、ポストの前面に厚手両面テープで接着します。写真ではまだ全体の10%ほどしか進んでいませんが、夏休みが終わるまでには1階ホール2面をホワイトボード化する予定です。
こちらも運用方法については現在検討しているところですが、情報共有機能とコミュニケーション機能、そしてミーティングへの対応を前提に考えていきます。
ちなみに余談ですが、みなさん裏紙ボックスの存在、お気づきですか?
最近設けたものではなく、少なくともよしおが副手になった頃から存在しているものなのですが、どうやらあまり多くの学生には知られていないようです。
企画構想学科準備室から出た不要な裏紙をここに溜めていますので、使いたい人はご自由に持っていってくださいね。ちなみにみなさんからの裏紙は受け付けていませんので、このボックスに勝手に突っ込んだりしないでくださいね〜。
以上です。明日はいよいよAO入試。受験生のみなさんはきっとこのブログを見ていないことでしょうが、受験生のみなさんが思い通りに自分を表現できればと応援しております。
Gmailで大学メールアドレスを送受信する方法について
学生のみなさんにも告知メールがあったと思いますが、大学のメールシステムが変わりました。これまで慣れ親しんだ*1TUAD Web Mail SYSTEMからOffice365というクライアントに変更されました。
Office365移行後も一人ひとりに割り当てられているメールアドレスは変わりなく使えますが、「TUAD Web Mail SYSTEM」のページ…つまり従来のメールシステムは閲覧のみ可能・送受信不可となっています。またTUAD Web Mail SYSTEMで設定していた『携帯電話・別アドレスへの転送』や『署名の挿入』などはOffice365側で再度設定しなおす必要があります。
今回のOffice365移行というビッグウェーブに乗り遅れると、大学からの大切なお知らせや授業に関する連絡や、よしおからのふざけたメールを見落とす恐れもあります。 ITが苦手な人や忙しい人は億劫に感じてしまうかもしれませんが、今回のOffice365移行に伴ってメールボックスの容量が50GBまで増えるなどメリットもさまざまあるらしいので、さっさと移行してくださいな。
ところで従来のTUAD Web Mail SYSTEMのときも大学メールの転送設定を活用している人は多いと思いますが、みなさん、どんな感じで活用しています?この転送設定、実はうまいこと設定するととっても便利になります。
特に転送設定を活用してGmailと連携させる方法は、PCでのメールチェックだけでなく、スマートフォンでのメールチェックの利便性が格段に向上します。一言で言えば「Gmailからも、大学メールアドレスとして送受信できるようにする方法」です。参考になれば幸いです。ちなみによしおも下記の方法で設定しています。
1. Office365側での設定
まず大学メールアドレスとパスワードを使って「Office365」にログインして、トップ画面を開きます(下記画像)。その画面の右上に「設定ボタン」がありますので、ここをクリックしてください。
すると右側に「設定」のメニューが出てきますので、そこから「メール」をクリックしましょう。
メールの設定画面は下記画像の通りです。ここの左側のメニューにある項目を選択すると、各種設定することができます。今回は転送設定を行いたいので、中ほどにある「アカウント」の「転送」を選択しましょう。
転送設定を行うページはこんな画面です。
拡大しますね。
(むりやり拡大したので画質が粗くなっていますが)
この画面の「転送を開始する」のボタンを選択したうえで、「メールの転送先」に、受信したメールを転送したいアドレスを入力します。携帯電話のアドレスでもOKですが、よしおのおすすめは、Gmailアドレスに転送させる方法。(上記画像でも、Gmailアドレスに転送させる設定にしています)
なお「転送されたメッセージのコピーを保持する」はどちらでもかまいません。例えば転送先にGmailを設定したけれどOffice365の受信箱にもメールは残しておきたい!という場合は、ここのボックスにチェックを入れておきましょう。*2
はい!これで「Office365に届いたメールを、そのまま別のアドレスに転送させる設定」は完了です。
2. Gmail側での設定
続いてGmail側での設定。Googleアカウントを使ってGmailにログインしましょう。すると次の画面が表示されるはずです(セキュリティ上の都合で一部隠しています)。この画面の右上から「設定」メニューを表示しましょう。
で、「設定」メニューのボタンをクリックすると下記のようなリストが表示されますので、そこから文字で書かれた「設定」をクリックします。
はい、次はこの画面。下記画像で矢印で示した「アカウントとインポート」を選択します。
すると下記の画面に変わりますので、中ほどにある「名前: (Gmailを私用して他のメールアドレスからメールを送信します)」の設定を行います。下記画像の矢印で示した部分「他のメールアドレスを追加」を選択します。
「他のメールアドレスを追加」を選択すると、下記画像のポップアップ画面が出てきますので、名前*3と大学のメールアドレスを入力します。
また「エイリアスとして扱います」にもチェックマークを入れておきましょう。
続いて下記画像の画面に進みますが、この設定が曲者です。よしおが最初に設定したときは全く原因がわからず小一時間ずっと格闘しました。
それぞれの欄に、以下の通り入力します。
SMTPサーバー: outlook-japan.office365.com *4
ポート: 587
ユーザー名: 大学のメールアドレス( 〜〜@stu.tuad.ac.jp まですべて記入する)
パスワード: Office365のパスワード
それぞれの欄に入力が終わったら、「TLSを使用したセキュリティで保護された接続(推奨)」を選択して、アカウントを追加します。
---
この画面にたどり着ければOKです!
あとは画面に書いてあるとおりに「確認コードを入力する」等の方法で認証してください。
無事に設定が完了すれば、先程の「設定」の「アカウントとインポート」の画面に、大学のメールアドレスが下記画面のピンク色で囲われた部分のように追加されます。
これでGmail上から、大学のメールアドレスでメール送信ができるようになりました!メール作成画面では、Gmailと大学メールアドレスの2種類を選択できる状態に変わっています。(下記画像のとおり)
しかもこの設定を行うとPC上*5だけではなく、スマートフォン用のGmailアプリやInboxアプリからも大学のメールアドレスでメール送信ができるようになります。
長文になってしまいましたね…。きっと途中で脱落してしまった人もいると思います。もし要望があれば後期に「Gmail & Google活用しよう講座」でも開いてそこでフォローします。
以上、よしおでした!
今日から準備室は営業再開です
よしおです。企画構想学科のみなさん、夏休みはいかがお過ごしでしょうか。
学生のみなさんから「夏休みは副手さんも夏休みなんですよね?」「夏休みはさすがに準備室は閉まってますよね?」と聞かれることがありますが、夏休みだろうが春休みだろうが基本的には毎日勤務している話は過去にも書いた通りなので、何かお困りの際はどうぞお気兼ねなく準備室に来てくださいな。あと「えへっ、来ちゃった♡」みたいなノリで来てくれても邪険には扱いません。
さて、お知らせです。
夏休みを使って企画構想堂1階ホールをより使いやすくするためのアップデート作業を行います。備品納品に少々時間がかかるため完成は後期開始直前になるかもしれませんが、少なくとも学生みなさんにとって使いやすいと感じてもらえるようなアップデートになると思います。(置く置く詐欺になっていた大型ディスプレイも後期開始までには設置したいと思っています)
その一環で、壁面に隠れていたコンセントを有効活用できるよう延長ケーブルを延ばしておきました。また各円卓に延ばして使える4個口電源タップも今週中には用意しますので、どうぞ活用してくださいね。きっとミスター指定席も喜ぶと思います。
( ↑ 延長ケーブルはこんな感じです。使用後はこのまま放置してもらって問題ありません。)
青写真としては、「企画構想堂1階ホールが、みんなが集えるコミュニケーションスペース」にしたいと思っています。理想だけ言えば「オシャレなコワーキングスペース風」とか「落ち着いたシアトル系カフェ風」という形がいいなあと思いつつも、予算や実用性とのバランスもありますので、まあ、難しいわけです。
だからと言ってそのままではコミュニケーションも何も生まれませんので、着手できるところから手を付けて、少しでも「とりあえず1階ホールに集まろうぜ」と思ってもらえるようにしていきたいなと考えています。少なくとも、よしおがここを去るまでには成果にしたいなと。
「よしおカフェ」も、それに応じて定期開催していくつもりでいます。
というわけで、アイデアがあればぜひご提案ください。
夏はバイトくらいしかやることがないと思っているならその合間にでも読むべき本(その3)
夏休みに読みたい本を紹介するこのシリーズ。第3弾は「旅や挑戦を後押ししてくれそうな本」を紹介します。その1・その2では内容紹介をすべて自分で書いてみたものの思いのほかしんどかったので、ここからは出版社サイトやECサイトに掲載されている紹介文を引用しながら紹介していきます。
(注:よしおは1週間で14冊も本を読んで疲れ果ててしまったので、「ここにコメントが入る」と書いてあるところには、あとから適宜追加していきます。よしおは疲れました。)
よしおのおすすめ(9) 『ボクの音楽武者修行』
「外国の音楽をやるためには、その音楽の生まれた土地、そこに住んでいる人間をじかに知りたい」という著者が、スクーターでヨーロッパ一人旅に向かったのは24歳の時だった……。ブザンソン国際指揮者コンクール入賞から、カラヤン、バーンスタインに認められてニューヨーク・フィル副指揮者に就任するまでを、ユーモアたっぷりに語った「世界のオザワ」の自伝的エッセイ。(新潮社 公式サイトより引用)
よしおが中学1年生のときに読んで、少年心が思いっきり揺さぶられた本です。今や世界的指揮者としてその名が知られる小澤征爾さんが24歳のとき、師匠からの猛反対を受けながらも単身ヨーロッパに旅立ち、日本では得難い経験を重ねながら世界へ羽ばたく足がかりとなるチャンスを得ていく、勇気あふれる日々が描かれています。
ちなみに今でこそ日本を代表する指揮者として誰もが知っている存在の小澤征爾さんですが、デビュー当時の日本国内での受け止められ方は、どちらかといえば「アウトサイダー」的な、いわば新進気鋭の異能の指揮者というもの。そんな小澤征爾さんはある日本のオーケストラと共演した折に楽団員と衝突を繰り返してしまい、ついに公演当日に楽団員全員が現れずボイコットされてしまうという事件*1も起きてしまいます。以来、小澤征爾さんは日本国内での演奏活動を避け、海外でキャリアを積んでいくことになります。
よしおのおすすめ(10) 『国境のない生き方:私をつくった本と旅』
ヤマザキマリの名言満載、体験的人生論! 14歳で1か月間、欧州を一人旅。17歳でイタリアに留学し、どん底のビンボー生活も経験。様々な艱難辛苦を経験しながらも、明るく強く生きてこられたのは、本と旅、人との出会いのおかげでした! この新書に登場する本は、三島由紀夫に安部公房、『百年の孤独』のマルケスに、『蜘蛛女のキス』のブイグ、漫画界からは手塚治虫に藤子・F・不二雄、つげ義春に高野文子など。
旅は、欧州一人旅に始まって、キューバ、ブラジル、ヴェトナム、沖縄、地獄谷のサルの温泉などが登場。 膨大な読書経験と、旅の記憶、強烈な半生に支えられたヤマザキマリの人生論は強くて熱い! 本書に登場する、ヤマザキマリの名言をさわりだけ紹介します(一部、要約しています)
「ガンガン傷ついて、落ち込んで、転んでは立ち上がっていると、かさぶたは厚くなる。その分、たくましくなる」 「他人の目に映る自分は、自分ではない」
面白くて、勇気が湧き出る体験的人生論です!(小学館公式サイトより引用)
古代ローマ人が現代日本のお風呂と出会うコメディ漫画「テルマエ・ロマエ」の作者であるヤマザキマリさんが、自身の半生を「旅」「本」「芸術」「人」といった視点から振り返る人生論的エッセイ。 札幌交響楽団のヴィオラ奏者だった母親の教育方針も後押しとなって、10代にして海を渡りイタリアに留学したヤマザキさん。貧しく苦しいながらも、個性的で強烈で議論が大好きな芸術家たちに囲まれながら留学生活を送り、やがて人生を左右するおおきな気付きを得ていきます。ーー本書とは関係ありませんが、「自分を変えるには、旅に行くか、人に会うか、本を読むかしかない」と言われたりします。ヤマザキさんの生き方は、まさに、それ。自分を変えたいと思いつつもウジウジしている人は、本書に綴られている強烈な人生論に触れてノックアウトされてみてください。まずはそれからです。
なお本書では、ヤマザキさんが今日に至るまで触れた芸術作品のタイトルが多く挙げられていますので、映画や美術、文学が好きな人はたまらない一冊になることでしょう。ヤマザキさんが安部公房の名をしきりに挙げていて、僕は思わず「そう!そう!」と頷いてしまいました。*2
ところで、AO入試と自己推薦入試で合格した人には「入学準備プログラム課題」というものに取り組んでもらっていて、その課題のひとつに「企画に役立つ本のPOPを作成する」というものがあるのですが、この本を取り上げてPOPにした人がいましたね。誰でしたっけ?
よしおのおすすめ(11) 『パリでメシを食う。』
三つ星レストランの厨房で働く料理人、オペラ座に漫画喫茶を開いた若夫婦、パリコレで活躍するスタイリスト。その他・規格外アーティスト、花屋、国連職員……パリに住み着いた日本人10人の軌跡。(幻冬舎公式サイトより引用)
「パリでメシを食う」ーーつまり"パリの街角でごはんを食べる"という意味ではなく、パリに暮らし生計を立てる日本人を取材したノンフィクションです。
この本に登場する人たちは、決してパリへの憧れを抱いてパリへの移住を選んだ人たちばかりではありません。それどころか成り行きでパリに移住したもののプロとして生計を立てられるほどではなかったところから、目の前の小さなチャンスをひとつずつ掴みながら生活の糧にできるまでに成長していく様子や、窮屈と感じる日本から飛び出してパリに移り住みやがて自分の居場所を見つける様子がノンフィクションながら物語を綴るように描かれています。
本書は自身も6年間パリに暮らしたという著者・川内有緒さんのインタビューを介してまとめられています。登場する人たちは誰もがマイペースで軽やかなキャラクターとして描かれていてーー本当はどの方もすごく苦労を重ねた人たちだと思うのですが、肩の力がすっと抜けていくような優しい読後感がありました。「読みやすい」と言えばそれまでですが、著者の川内有緒さんが、いかに相手に寄り添いながら取材を行ったかが想像される良書としておすすめしたいです。
よしおのおすすめ(12) 『グアテマラの弟』
グアテマラの古都・アンティグアに家と仕事と家族を見つけた年子の弟。ある夏、姉は十三年ぶりに弟一家を訪ねる旅に出た。まばゆい太陽とラテンの文化で、どんどん心身がほぐれていく。そして陽気に逞しく暮らす人たちと過ごすうち心に浮かんだのは、外国を知らずに逝った父、家事にあけくれ続ける母のことだった。旅と家族をめぐる名エッセイ。グアテマラの古都・アンティグアに家と仕事と家族を見つけた年子の弟。ある夏、姉は十三年ぶりに弟一家を訪ねる旅に出た。まばゆい太陽とラテンの文化で、どんどん心身がほぐれていく。そして陽気に逞しく暮らす人たちと過ごすうち心に浮かんだのは、外国を知らずに逝った父、家事にあけくれ続ける母のことだった。旅と家族をめぐる名エッセイ。(Amazon 内容紹介より引用)
女優・片桐はいりさんが、中米グアテマラに暮らす自身の弟のもとを訪ね、弟一家と一家をとりまく現地の人たちと過ごした日々を綴ったエッセイです。ここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入る
よしおのおすすめ(13) 『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』
謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫)
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“崩壊国家ソマリア”の中で奇跡的に平和を達成しているという謎の独立国ソマリランド。そこは“北斗の拳”か“ONE PIECE”か。それとも地上の“ラピュタ”なのか。真相を確かめるべく著者は世界で最も危険なエリアに飛び込んだ。覚醒植物に興奮し、海賊の見積りをとり、イスラム過激派に狙われながら、現代の秘境を探る衝撃のルポルタージュ。
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よしおのおすすめ(14) 『謎のアジア納豆:そして帰ってきた日本納豆』
日本は「納豆後進国」だった!?誰もが「日本独自の伝統食品」と信じて疑わない納豆。だが、アジア大陸には日本人以上に納豆を食べている民族がいくつも存在した。日本の納豆とアジアの納豆は同じなのか、違うのか?起源はどこなのか?そもそも納豆とは一体何なのか?納豆の謎にとりつかれたノンフィクション作家は、ミャンマーやネパールの山中をさまよい、研究所で菌の勉強にはげみ、中国に納豆の源流を求め、日本では東北から九州を駆けめぐる。縦横無尽な取材と試食の先に見えてきた、納豆の驚くべき<素顔>とは?日本人の常識を打ち砕く、壮大すぎる「納豆をめぐる冒険」!
ここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入る。
よしおのおすすめ(15) 『バッタを倒しににアフリカへ』
バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。それが、修羅への道とも知らずに……。『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る、カラー写真満載の科学冒険(就職)ノンフィクション!(Amazon 内容紹介より引用)
バッタの群れは海岸沿いを飛翔し続けていた。夕方、日の光に赤みが増した頃、風向きが変わり、大群が進路を変え、低空飛行で真正面から我々に向かって飛んできた。大群の渦の中に車もろとも巻き込まれる。翅音は悲鳴のように重苦しく大気を振るわせ、耳元を不気味な轟音がかすめていく。このときを待っていた。群れの暴走を食い止めるため、今こそ秘密兵器を繰り出すときだ。さっそうと作業着を脱ぎ捨て、緑色の全身タイツに着替え、大群の前に躍り出る。「さぁ、むさぼり喰うがよい」(光文社 公式サイトより引用)
ここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入るここにコメントが入る
エクセルこわくないよ講座(第3回:コピペするとセルの色が変わっちゃうですけど問題)
社会人になるとそこそこ複雑な関数やマクロを使ったりするのですが(よしおは無理)、大学生くらいだと初歩の初歩さえ押さえていればプロジェクト運営の効率化に活かせるよーというお話が第1回と第2回。
しかし、学生のみなさんとデータのやりとりをしていると、実は関数やマクロのような部分ではなく、思わぬところで難儀していることがわかりました。それが「コピペをすると、ペースト先のセルの色・罫線が変わってしまう」という問題です。
この表は実際の2017-2018シーズンのB2リーグの平均得点ランキングです。このうち山形ワイヴァンズに所属している2選手に紫色の網掛けが施されています。
この表の一部のセルを、別の表にコピペしてみましょう。
( ↑ 平均得点ランキング7位ウィル・クリークモアさんをコピーしている状態です)
で、ペーストしたい表はこちら。山形ワイヴァンズのチーム内平均得点ランキングの表の、1位の欄にウィル・クリークモアさんをペーストしてみます。
すると…
何も考えずにCommand+CとCommand+Vをする*1と↑のように、コピー元のセルの網掛けまでペーストされてしまいます。
まるでキッパリ別れたはずなのに前の恋人の色に染まっているような*2コピペでは作業効率が落ちてしまいますので、今回で言えば「ウィル・クリークモア」という文字だけコピペする方法を試してみましょう。
まず、コピーしたいセルを選択する方法は同じです。マウスや矢印キーを動かして任意のセルを選択して、Command+Cを押します。
違うのはペーストの手順。ペーストしたいセルを選択して「右クリック」をしてください。すると次の画像のようなポップアップが出てきますので、そこから「形式を選択してペースト」をクリックします。
続いてこのポップアップが開きますので、「数値」を選択してOKをクリックします。そうすると…
はい、このとおり!
紫色の網掛けはペーストされず、「ウィル・クリークモア」という文字(数値)だけがペーストされました。この「形式を選択してペースト」という機能が、コピー元のセルから、必要な情報だけに絞ってペーストすることができる機能ということが伝わりましたか?
この「形式を選択してペースト」という機能、初歩的ですが覚えておくとさまざまな場面に応用できます。例えば「ある表の書式を、別の書式にも反映させたい」という場合でも対応可能です。
まずコピー元の表がこちら(先程とほぼ同じです)。書式は「見出しにグレーの網掛け」「データ欄は黒の実線」となっています。
で、ペースト先の表の書式は「見出しに紫の網掛け」「データ欄は黒の点線」「外枠は黒の太線」となっていますね。(ウィル・クリークモアさんが抜けてるのは気にしないでください特に意味はないです)
それでは、この2つの表の書式を統一させてみましょう。今度は「数値」ではなく「書式」を選択してコピペしましょう。
すると…
はい!元の表から選手名などのデータはペーストされずに、表の書式だけがペーストされました!(「フォント」「文字の色」などの書式もコピペすることが可能です。)
この「形式を選択してペースト」は、他に「列幅だけをコピペ」とか「数式をコピペ」とか「罫線を除く全てをコピペ」という指定をすることができます。ね?無駄な作業が減りそうでしょ?
…少しは「形式を選択してペースト」機能のことがわかってきましたか?もう一歩だけ踏み込んでみましょう。
左側の列に10人の名前・右側の列に数字が入力されいますが、右側の列にはいくつか空欄のセルがありますね?この空欄を放置したままSUM関数を設定するとエラーの原因になってしまうので、何かしら入力しておきたいところ。よって「0」を入力しましょう。今回は10人しかいませんので手作業で0を打っていっても手間ではありませんが、100人200人300人…という人数になるととんでもない手間であるばかりかミスの原因にもなります。そこで「空欄に、半自動的に0が入力されるようにする」というコピペを施します。
はじめに、任意のセルに「0」と入力しコピーします。その状態のまま右側の列のセルを複数選択します。
(↑ コピー元が緑の点線、ペースト先が緑の実線となる。)
続いてこれまでと同じ手順で「形式を選択してペースト」のポップアップを開きます。空欄のセルに「0」を入力する方法として、ペーストを「数値」・下段の演算を「加算」に設定しOKを押します。すると、
このとおり!要は「複数選択されたセルに0を足す」というペーストを行いました。よって既に数字が入力されているセルは「n+0=n」となり影響を受けていないままで、空欄のセルには「0」が入力されたということです。
応用するとこんなこともできます。
先程は「0を加算」にしましたが、今回は「1を減算」にしてみます。すると…
ほら!複数選択されたセルの数字が、マイナス1されています!
…ってな感じが、「形式を選択してペースト」でした!
夏はバイトくらいしかやることがないと思っているならその合間にでも読むべき本(その2)
夏休みに読みたい本を紹介するこのシリーズ。第2弾は「ベンチャースピリットを刺激する本」を紹介します。
よしおのおすすめ(5) 『SHOE DOG(シュードッグ)』
スポーツブランド「NIKE(ナイキ)」創業者フィル・ナイトの自伝であるこの本。
太平洋戦争が終わって間もないアメリカで、日本のスポーツシューズ「オニツカタイガー(のちのアシックス)」の輸入販売業を手がけはじめた20代の青年フィル・ナイト。インターネットやECサイトなど存在しない1960年代、父親から借りた限られた原資で仕入れた無名の「オニツカタイガー」を、陸上のコーチや元陸上選手たちの口コミと営業努力で販売を拡大させていくことに成功。西海岸から始まった販売網はやがて東海岸にまで広がり順風満帆と思えた先行きも、オニツカ側との関係悪化やキャッシュフロー調達の危機といったいくつもの危機や困難が立ちはだかります。そうした危機や困難を打開しながら自社ブランド「NIKE(ナイキ)」を開発し、先行するヨーロッパの大手ブランドを追い越していくサクセスストーリーが描かれています。
今や知らない人はいない世界的スポーツブランドとなった「NIKE(ナイキ)」も、かつては一人の青年の情熱によって走り出したスタートアップだったと知れば、少しくらい、大きな夢を見てもいいと思えませんか?
よしおのおすすめ(6) 『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者』
成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)
- 作者: レイ・A.クロック,ロバートアンダーソン,野地秩嘉,孫正義,柳井正,Ray Albert Kroc,Robert Anderson,野崎稚恵
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 354回
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マクドナルド創業者として知られるレイ・クロックの自伝であるこの本――と書き出すと、きっと「あれ?マクドナルドって、マクドナルドさんが始めたハンバーガーショップじゃないの?」と思うかもしれません。
現在のマクドナルドの礎になったもの、それはカリフォルニア州でマクドナルド兄弟が営んでいたドライブイン。ミルクシェイク用ミキサーの営業のためにこのドライブインを訪れた当時50代のレイ・クロックは、洗練された接客や効率的な調理工程、そして手頃で美味しいメニューを目の当たりにして商機を見出し、マクドナルド兄弟にアメリカ中に展開するフランチャイズ化を提案します。当初はフランチャイズ化を渋ったマクドナルド兄弟も熱意に押され、レイ・クロックにフランチャイズ化を委ねることにしますーーこれが現在のマクドナルドの出発点となったのです。
そこから四苦八苦しながらもフランチャイズを全米に拡大させたレイ・クロック。しかしフランチャイズの拡大と裏腹に、マクドナルド兄弟のある契約によって思わぬ苦境に立たされることになります。それでも情熱を絶やさず、健康とは言えないながらも身を粉にし、名実ともに「自分がマクドナルドの創業者」と語れるほどにマクドナルドを世界的ハンバーガーフランチャイズに育て上げてあげていく……そんな読み進めるほど胸が熱くなる「マクドナルド創業者」の自伝です。
よしおのおすすめ(7) 『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』
よしおのおすすめ(8) 『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』
先に紹介した『SHOE DOG(シュードッグ)』や『成功はゴミ箱の中に』は、第二次世界大戦後のアメリカにおける泥臭く情熱あふれるベンチャースピリットを説く自伝本でした。しかし今は21世紀、先進国は「Developed Country(開発され終わった国)」*1と言われ、市場は成熟し、見渡してもレッドオーシャンばかりが目に付きます。今日、果たしてフィル・ナイトやレイ・クロックのような泥臭いベンチャー物語は群雄割拠のレッドオーシャンでどこまで通用するでしょうか。
『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』は、起業家・投資家であるピーター・ティールが母校スタンフォード大学で行った起業に関する講義をもとにまとめられた本*2です。
かつて小切手で数日かけて送金するしかなかった時代*3に、即時に・しかも簡単に送金ができる画期的なオンライン決済サービスとして登場した「PayPal(ペイパル)」。創業からわずか4年で15億ドルもの価格でインターネットオークションサービス企業に売却することに成功した「PayPal」をともに創業した仲間たちは、のちにそれぞれ「テスラモーターズ」「リンクトイン」「YouTube」「スペースX」「Yelp!(イェルプ)」といった錚々たるイノベーショナルなスタートアップ企業を立ち上げました。その影響力の大きさと団結の深さから、彼らは「ペイパル・マフィア」と呼ばれるようになり、その中心にいたのが「PayPal」でCEOを務めた起業家・投資家ピーター・ティールです。
ピーター・ティールは、今日のスタートアップに必要とされるものは「1 to n (1をnにする)」のではなく「0 to 1 ( 0から1をつくる)」であると論じます。「1 to n 」は既に市場にあるものをコピーしているだけであり――確かに簡単ではあるものの、それは先進国で先行して成功していることを後進国で焼き直していることに過ぎないと断じます…「新たな発明」ではなく「既存のアイデアやビジネスの移転」でしかありません。そうではなく「0 to 1 」…つまりまだ存在しない新しい何かを作ることこそが、社会に変化をもたらすイノベーションになると説いています。
また、ピーター・ティールは、スタートアップの成功においては「競争を勝ち抜くか、独占するかしかビジネスモデルは存在しない」と説明し、そのうえで、競争を避け市場を独占できるビジネスモデルやイノベーションに取り組む重要性を強調します。ピーター・ティールはこのことを別の講演にてこう表現しました。
「多くの人がものすごい速さで一斉に通り抜けようとする小さなドアを、我こそ先にとばかりに目指して走らなくてもよいのです。ちょっと通りを曲がればそこには人っ子ひとり通ろうとしていない大きなゲートがあるかもしれないのですから。」
ちなみに、もう1冊の『ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』 は、より客観的な視点でピーター・ティールの経歴とその思想がまとめられています。
また書きます。
夏はバイトくらいしかやることがないと思っているならその合間にでも読むべき本(その1)
いよいよ夏休み。
企画構想学科の先生はかねがね「長期休みは、いろんな経験をしてほしい!」と話していますね。インターンシップに行くとか海外旅行に行くとか既に計画がお決まりの人も多いと思いますが、「いやぁ〜バイトくらいしかやることないんですよー、ハッハッハッ」という人は笑ってる場合じゃないから。せめて国内旅行するとか企業訪問するとかなんでもいいからさ…有意義な時間に…!
もちろんバイトを否定するつもりは毛頭なくて、もしかしたら「いや、授業期間中プロジェクトに集中できるよう今のうちにゴリゴリ稼ぎます!」って人もいるかもしれない。であれば、そういう人は読書をしてほしいなと思いました。
学科長のボブさんも「本を読むことは、人に会いに行くことと同じだけの意味がある」と言っていました。今回はインターンシップしたり旅行したりする機会を得られなかった人はぜひ読書で見識を深めてほしいです。もちろんインターンシップの合間・海外旅行の移動中でも読書はいいぞと。そんな気持ちを込めて、おすすめの本をまとめます。まずはその1は「すぐに実務に活かせる本」を。
よしおのおすすめ(1) 『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
- 作者: 唐木元
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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サブカルチャー情報を紹介するニュースサイト「ナタリー」のなかの『コミックナタリー』の編集長を務められた唐木元さんが著した文章力の本。細かい文法・てにをはの話だけでなく、「文章の構成をどのように作っていくか」にもわかりやすく触れられていて、特に「書きたいこと・書くべきことを簡潔にまとめることが苦手だな〜」という人には適した本だと思います。
よしおのおすすめ(2) 『Google流資料作成術』
日本国内向けタイトルは「Google流資料作成術」となっていますが、元の英語版では「Storytelling with Data: A Data Visualization Guide for Business Professionals」という"データによるストーリーテリング"とか"ビジネスプロフェッショナルのためのデータビジュアライゼーションガイド"みたいなタイトルで出版されています。邦訳版を出版した会社の方もきっと「データサイエンスに興味ない人にも手にとってほしいよな〜」とかいろいろ考えた末のタイトルだったかもしれないのでこう申し上げるのも憚られるのですが、邦訳版タイトルェ…
ともかく、この本は複雑でわかりにくいデータや図表・グラフをどのように見せていくべきかを論じている本です。それも単に「わかりやすく見せる」のではなく、「データを使ってストーリーを語る」という視点で書かれています。単なる「資料作成」の範疇に収まるものではなく、「データが、いかに相手の理解を得て心を動かしうるものなのか」という示唆に富んだ内容になっています。図表・グラフの事例もたくさん載っているので、企画書作成・パネル作成に大いに役立つ本です。是非読んでください。
よしおのおすすめ(3) 『伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール』
伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
- 作者: 高橋佑磨,片山なつ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: 大型本
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ある授業の教科書に指定されている本としておなじみですね。
よしおは毎月何冊か本を買っていて、そのうち仕事に使える本はそのまま準備室の棚に並べています。この本も仕事に使えるわーと棚に並べておいたところ、たまたま夏目先生が手にとり「この本いいね」と。そして授業の教科書に指定されるに至りました。
だからことさら僕がこの本を紹介する必要もないかもしれませんが念のため紹介すると、要は企画書などの資料を作成するときに「最低限これさえ守っていれば、見やすく伝わりやすい整った資料がつくれますよ」というデザインのルールがまとめられている本です。
夏目先生曰く「デザイナーの人ではなく、(理系の)研究者の人が書いた本だから、感覚的じゃなく論理的に説明されててわかりやすい」とのことでしたので、自分にデザインセンスがない!という人は、この本でデザインのルールを学ぶところから始めると、デザインがぐっとよくなることでしょう。(もっと応用的でエモいデザインを身に着けたい人は別の本がいいと思います)
よしおのおすすめ(4) 『世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく』
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
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よしおが大学1年生のときに読んだロジカルシンキング・問題解決の本です。広告ビジネス基礎の授業を最前列で受けるために早めに教室に入り席をとり、授業開始までの時間つぶしにこの本を読んでたら「へえー、こういう本を読むのが好きなんだね」とボブさんに話しかけられた思い出の本です。
ページ数わずか120ページ、文字も少なくイラストも豊富、ポップな雰囲気と平易さをまとった本ですが、「問題を発見する仮説の立て方」「問題の原因分析」「問題解決」といった問題解決の手法が体系的に、しかも中学高校生でも理解できるようなやさしい言葉で書かれています。
「問題解決」と聞くと難しいテクニック・難しい論理構成を要するものと想像してしまうかもしれません。でもこの本を読むと問題解決の手法は、実はシンプルに整理されるものなんだとわかると思います。また「問題解決」はたった一つの答えを探しに行くものではなく、さまざまな選択肢を比較して最善の選択肢を選んでいくものだということもよく理解できるでしょう。よしおは偶然1年生のときに読んだ本ですが、プロジェクトに取り組んでる2・3年生や卒業制作に行き詰まっている4年生にも読んでほしいです。
また書きます。