能登さん(Noto Sans CJK)はいいぞ。
前にTwitterでもつぶやいたのだけれど、今回の夏のオープンキャンパスから学科のフライヤーや展示物のフォントをNoto Sans CJKに変更しました。
そういえば今回から展示物・冊子ともフォントがNotoさんになった Notoさんの良さを普及していきたい pic.twitter.com/JjE0HoQ4qR
— よしお (@yossy724_) 2017年7月28日
締め切りまであと3時間!間に合うか!? pic.twitter.com/3YKoSJRkXL
— よしお (@yossy724_) 2017年7月28日
Noto Sans CJKはGoogleによってリリースされたフォントファミリーで、GoogleさんとAdobeさんが共同開発した中日韓3ヶ国語をカバーするすごいフリーフォントなんだ!Noto Sans CJK以外のNoto Fontsのファミリーをみると、なんと800言語をカバーしているというものすごいフリーフォントなんだ!
ちなみにAdobeさんからリリースされている「源ノ角ゴシック」というオープンソースのフォントが、まさにこの「Noto Sans CJK」の「J」の部分。だったら源ノ角ゴシックをインストールすればよかったじゃないですか、って話にもなるんですが、だって「Noto Sans」って名前がかわいいじゃないですか。だって能登さんだよ?能登さん。
ボクが副手になる以前はモリサワパスポートを契約していたらしい企画構想学科準備室。退職した先輩の「だって重いんだもーん♡」の一言であえなくアンインストールされてしまい、悔し紛れに「まあ!われわれはデザインが本職じゃないですからね!」と捨て台詞を吐いたものです。とはいえ、準備室のMacには小塚ゴシックもヒラギノ角ゴもちゃんと入っているし、英語もHelveticaとFuturaとGill SansとGaramondとDidotさえあれば、われわれはデザインが本職じゃないので困ることはないわけです。繰り返しますがわれわれはデザインが本職じゃないので困ることはないわけです(SE:歯ぎしりの音)。
〈↑企画構想堂に貼ってあるこのコピーは小塚ゴシック Pro Bold。1年間掲示したら湿気でヨレヨレに…〉
けれど、能登さん(Noto Sans CJK)を使い始めた理由があって。能登さん(Noto Sans CJK)を学科内に布教普及させたいなと思っている。というのも、毎年学生が制作物をつくるにあたって「良い感じのフォントが無いんですよねえ〜」とこぼしているので、『お嬢ちゃん、イイ感じのフォントがあるんだぜ、タダじゃ教えねえけどな!(タダだけど)』という感じで学生のみんながフォントを選ぶ選択肢を増やしてあげたいな、と思っていて。Macなみなさんはあまりお困りではないと思うんですけど、Windowsなみなさんがいつもフォント選択に悩んでいるようなので、そういう人にこそ能登さん(Noto Sans CJK)をおすすめしたいな、と。
〈↑能登さん(Noto Sans CJK)は、さまざまなウェイト(太さ)が用意されているところも魅力〉
インターネットで探すと、さまざまな個性的で魅力的なフリーフォントがあります。ボクも年賀状を作ったりするときには「みんなも大好きなイイ感じの明朝フォント」とか活用しますが、ただフリーフォントであるが故に、個人が作れるウェイトの種類・漢字の数には限界がある点が悩ましいところです。でも能登さん(Noto Sans CJK)はウェイトの種類も漢字の数もかなり豊富で、しかも明朝体バージョンのNoto Serif CJKもリリースされているので、この2つのフォントをインストールしておけばかなり実用的だと思います。(願わくばよしおもA1明朝とかリュウミンとか使いたいのですがわれわれはデザインが本職じゃないので困ることはないわけです)
と、いうわけで、企画構想学科なみなさん、ぜひNoto Sans CJKを試してみてくださいな。おすすめです。
ちなみによしおはもう片方の副手と違ってオタクじゃないので能登さんと言われても誰なのかわからないですねえ!