よしおのブログ

東北芸術工科大学企画構想学科OBOG会のひと・よしおが綴るアンオフィシャルな日報

「YAMAGATAひらめきコンペティション」が閉幕しました(あるいは7期生SOL+への謝辞)

去る11月3日(金祝)、「YAMAGATAひらめきコンペティション」の最終審査イベント「YAMAGATAひらめきコンペティション'17 THE FINAL」が開催されました。

 

 

本学・東北芸術工科大学と山形新聞社さまの産学連携協定にもとづく企画第一弾として、特別協賛に山形銀行さまを迎えて開催されたこのコンペティションは、山形県内の企業5社が提示した課題を解決するアイデア・企画書を全国から広く公募する形で実施されました。

 

 企画構想学科はこれまでに「月山青春音楽祭」「オトナルヤマガタ」といった音楽イベントや、「天弓」「つるっととびきりそば」といった商品開発を手がけてきましたが、コンペティションの企画・運営は初めて試み。3年生SOL+47名が「プロデュース演習1・2」の授業の一環で企画制作・事務局運営を担いました。

 

 

事務局の代表を務める佐藤さんも挨拶で述べていたように、当初は企画制作・運営に苦慮する日々が続きましたが、みなさまよりコンペティションの趣旨にご理解・ご賛同を賜り、全国から574件もの企画・アイデアをご応募いただきました。加えて11月3日(金祝)の最終審査イベント「YAMAGATAひらめきコンペティション'17 THE FINAL」には、山形県内外からご来場いただいた沢山のみなさまにご観覧いただき、緊張感と期待感に満ちた素晴らしい最終審査イベントとなりました。

 

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ところで、昨年度までの企画構想学科3年次の授業「プロデュース演習1・2」では『音楽イベントの企画制作・運営』という課題に取り組むことが半ば恒例となっていました。ところが今年度からは学修内容を強化するためカリキュラムを見直し、『音楽イベントの企画制作・運営』が2年次の「プランニング基礎演習1」の課題へと変わり、3年次でこの『YAMAGATAひらめきコンペティションの企画制作・運営』に取り組むことになりました。そのため7期生SOL+のみなさんには、結果として音楽イベントの企画制作・運営の機会を与えてあげられなかった形になっていました。

 

もちろん彼女たちには1年生のときから事ある毎に「必ずしも音楽イベントの企画制作・運営をやるわけではないよ」と理解を求めてきました(そもそも音楽イベント企画が学修の中心たる学科ではないわけですし)。とはいえ5期生・6期生の先輩たちが企画制作・運営した音楽イベントにボランティアスタッフとして参加し、先輩たちが寝食を忘れプロジェクトを成し遂げ涙する様子を目にしたが故に、自分たちが音楽イベントの企画制作・運営に携われなかったことは、彼女たちにとって頭では理解していても完全には消化しきれない忸怩たる思いがあったことでしょう。

 

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そんな彼女たちに、『YAMAGATAひらめきコンペティション』が閉幕した今だからこそ伝えたいのは、「自分たちがスタートさせたプロジェクトは、自分たちにとってずっと特別な意味を持つんだよ」ということです。その意味は、今は絶対にわかりません。だから今は、『YAMAGATAひらめきコンペティション』という全く新しいプロジェクトを成功させたことをしっかりと胸に刻んでおいてください。意味は1年後、そして3年後にきっと理解します。

 

 

以下、個人的な思いですが。7期生SOL+の新入生研修旅行のとき、「よしおがプロジェクターの電源ケーブルを忘れてしまったばかりに予定通りにクライアント企業さまのオリエンができなかった」という事件がありました。多分SOL+のみんなは気づいていなかったと思いますが、副手も先生もクライアント企業さまもみんな大慌てしていて、よしおも今にも泣きそうな気持ちになっていました(結果、クライアント企業さまにご持参いただいたPCの電源ケーブルがピッタリ適合し事なきを得たのですが)。

 

ほかにもSOL+にはさまざまな事情(主によしおの至らなさが原因)で図らずも損な思いをさせてしまった経緯があったので、今回の『YAMAGATAひらめきコンペティション』のプロジェクト実施にあたって、さまざまなトラブルやアクシデントのフォローアップさせていただいたことで、SOL+のみんなにやっと借りを返せたなと、ひとつ胸のつかえがとれた気がします(職員の立場でこんなことを書くのも情けない話なのですが)。

 

 

ともかく。長くなってしまいましたが。7期生SOL+のみなさん。感謝したいのは僕のほうです。企画構想学科に新しい歴史をつくってくれて、本当にありがとう。みなさんが作り上げた第1回目の「YAMAGATAひらめきコンペティション」に関われたこと、心から感謝します。