よしおのブログ

東北芸術工科大学企画構想学科OBOG会のひと・よしおが綴るアンオフィシャルな日報

松村ゼミ視察旅行に帯同したら予想通り楽しかった件(その2)

2日目

2日目は酒田港から定期船「とびしま」に乗船し、山形県唯一の離島「飛島」に向かいます。この日の定期船「とびしま」には釣り客・観光客がたくさん乗船しており、2階の立ち席も多くの人の姿が見られました。

 

 

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( ↑ ここからは3期生CiriusのOBも合流。彼とよしおは小学校・中学校が一緒で実家も割と近所。)

 

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( ↑ 酒田港から飛島までは約75分の船旅。暇を持て余したゼミ生によるくだらない写真撮影会の様子)

 

 

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( ↑ 船上でもストールは欠かさない。それが松村先生のダンディズム。)

 

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( ↑ 最高の被写体が後ろにいるにも関わらず、脇目も振らず何かを撮影するチャーリーちゃん。)

 

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( ↑ ベー子さんには2日目・3日目もご参加いただきました。写真はピースサインが出遅れるベー子さんの様子。)

 

 

この日の酒田市ならびに飛島はあいにくの曇天。

 

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( ↑ 飛島に到着。定期船が発着する勝浦を、港近くの高台・舘岩から見下ろす。)

 

島に到着した松村ゼミ一行は早速昼食をとることに。訪れたのは定期船が発着する港から徒歩1分でたどり着くカフェ「しまかへ」。

 

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( ↑ 合同会社とびしまが運営するカフェスペース「しまかへ」。海風に吹かれながらフードやドリンクを楽しむことができる。)

 

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( ↑ ゼミ生がランチで食べたカレー。ランチタイムにはロコモコやパスタなどがメニューに並ぶ。)

 

 

昼食後、取材・ヒアリングの前後に自由時間が設けられ、それぞれ島内を散策しました。

 

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( ↑ 飛島の観光拠点「とびしまマリンプラザ」を訪れるゼミ生。施設内には飛島に関するさまざまな資料が展示されています。)

  

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( ↑ 展望室から見える飛島の風景を写真におさめる松村先生。ストールは欠かさない。)

 

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( ↑ 西側の海岸の岩場で釣りを始めるゼミ生。天気は相変わらずの曇り空。)

 

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( ↑ 岩場でドヤるゆき松)

 

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( ↑ 水着を持ってきた人と水着を持ってきていない人による海水浴)

 

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( ↑ 島内では猫の姿をよく見かけました。)

 

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さて、いよいよ本題。

松村ゼミは地域活性化やIJUターン、新しいワークスタイル研究、ベンチャービジネスを研究の軸としています。今回の飛島視察では「島外(あるいは市外)から飛島に移住した方」に取材・ヒアリングを行いました。

 

はじめにお話を伺ったのは合同会社とびしま 副代表の松本さん。

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山口県の田舎で生まれ育ち、大阪の大学で建築やデザインを学んだ松本さん。東日本大震災のボランティア、高知の農村でのインターンシップなどを経験し「田舎ではたらくデザイナーになりたい」という気持ちを抱くようになったそうです。その後松本さんは特定非営利活動法人地球緑化センターが主催するプログラム『緑のふるさと協力隊』を通じて山形県酒田市飛島に移住することになりました。そして1年間の『緑のふるさと協力隊』としての活動を終えようというタイミングで、若い世代の島民らとともに『合同会社とびしま』を設立。松本さんはデザイナーとしてのスキル・考え方を活かし合同会社とびしまの事業に取り組んでいらっしゃいます。

 

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( ↑ 合同会社とびしまの理念を説明する松本さん)

 

豊かな漁場、おいしい海産物、美しい自然で知られる飛島。しかしながら平均年齢は70歳を超え、超高齢社会に突入している現状もあります。合同会社とびしまでは、「現在飛島に暮らす人口200名が0名になってしまう20年後までに、事業を通じて100名の新たな島民を創出したい」というビジョンを掲げ、飛島の風景の保存・継承(合同会社とびしまでは、これを「第0次産業」と定義した)を目指し、第1次産業から第3次産業に至るさまざまな事業を手がけているそうです。

 

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( ↑ 飛島で営まれる生活が収められた美しいムービーを見せていただく。)

 

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( ↑ 真剣に聞き入ったりメモをとっているゼミ生の様子)

 

 

 

 

続いてお話いただいたのは移住者の田中さん。

 

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島全域が鳥海国定公園に指定されている飛島。全国各地の離島を訪れた経験を持つ田中さんはこの飛島に移住し、海の美しさと対照的な海岸の漂着ゴミの量を見て「こんな汚い国定公園があるか」とあ然としたそう。そして田中さんは海岸の清掃ボランティアに率先して取り組み始めたそうです。

 

 

なお、このたび飛島視察旅行を実施するにあたって種々のご手配をしていただいたのが、企画構想学科1期生であり合同会社とびしまで働く大越さんです。

 

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( ↑ 2013年度に企画構想学科を卒業した1期生idipの大越さん。卒業制作展では最優秀賞に輝くなど当時から企画構想学科をリードする行動派としても知られていました。)

 

ご自身も昨年酒田市地域おこし協力隊に着任したことをきっかけに飛島に移住したという大越さん。大越さんからも飛島での仕事・暮らしについてお話いただきました。

 

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取材・ヒアリングを終えたゼミ生は、宿泊先の民宿(その3でご紹介します)で夕食をいただいた後、お昼にお世話になったオープンカフェ『しまかへ』 を再訪することにしました。

 

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( ↑ 「しまかへ」はランチ営業だけでなくディナータイムも営業している。また昼・夜ともアルコール類の提供が行われている。)

 

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( ↑ 「しまかへ」オリジナルのアイスを味わうゼミ生。)

 

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( ↑ テーブルの置かれたオイルランプの明かりが日没後の心地よい暗さを際立たせる)

 

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( ↑ 「しまかへ」に現れた野良猫。松村ゼミ一行が店を後にするまでカフェでまったりと過ごしていた)

 

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( ↑ 日が落ちきった夜の港で海を眺めるゼミ生たち。落ちるなよー。)

 

 

3日目に続く。