みなさんからのテーブルゲームに関するお問い合わせが多すぎる件について(PART2)
今までにプレイしたことがあるテーブルゲームまとめ
タイトルの後ろに※を付してあるものは、よしおが所有しているという意味です。なおPART1はこちらからご覧いただけます。
キャット&チョコレート 日常編※
キャット&チョコレート 日常編 (Cat&chocolate) カードゲーム
- 出版社/メーカー: 幻冬舎エデュケーション
- 発売日: 2014/04/27
- メディア: おもちゃ&ホビー
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きっとファンも多いであろう人気大喜利系コミュニケーションゲーム。最大3枚の手札を駆使して"ピンチ"に対する解決策を答えて、その場にいるメンバーを納得させてポイントを稼いでいくゲーム。キャットチームとチョコレートチームに分かれて戦うチーム戦でありながら、誰が同じチームのメンバーなのかはゲーム終了時点までわからないというルール設計のため、ときにシビアに判定していた相手が自分のチームだったと頭を抱えたりするのが面白いところ。そもそもは"ピンチ"を乗り切っていく解決策を答えれば良いゲームであるはずが、いつしかより面白い解決策を求めていきがち。「アイデアの力で社会の課題を解決する」を掲げる企画構想学科のみなさんなら、どんな無理難題でも解決できますよね?盛り上がること間違いなしだと思います。
ヒットマンガ
要は「カルタ」ですが、読み札・取り札どちらにも文章はかかれていません。代わりにマンガのコマと、セリフがない空欄の吹き出し。読み手は空欄の吹き出しに入るセリフを絵柄から想像してアフレコし、取り手は読み手が考えたセリフに適合する絵柄を予想して取るというルール。最後に取った手札が一番多いプレイヤーの勝利となりますが、お手つきが一定回数を越えると全員ゲームオーバーになってしまうので、相手にわかりづらいアフレコにならないよう気をつけないといけません。よしおフレンズでこのゲームをやるときは「えー、これあのマンガのシーンっぽいじゃん!」『そのマンガ読んでないからわかんないてー!』となりがち。
ナンジャモンジャ・ミドリ
「頭と手足だけの謎生物“ナンジャモンジャ”族12種類のカードが中央の場に次々とめくられるたびに、思い付きの名前を与え、後で同じものが出たら、その名前をいち早く叫ぶ(商品説明)」という簡単なゲーム。プレイヤーのなかで最も早く正しい名前を呼んだ人がカードを得ることができるため、ときに「おおよそ他人が覚えるには難儀する名前」をつけてシメシメとカードを得ていく戦術をとりがちですが、難儀な名前故に自分自身も正しく覚えられなかった、的なオチになりがちな愉快なゲームです。このゲームを初めてプレイしたときに、あるカードに「クレイグウィリアムスジュニア」というバスケットボール選手の名前をつけてこれは絶対に誰も覚えられないでしょwと思っていたら、当時某スポーツ配信番組で実況を担当していた企画構想学科の同期・フクダさんにあっさり取られてしました。プロはつよい。
渡る世間はナベばかり
オモテに「渡」、ウラに「ナベ」が書かれているだけのゲームです。ただしウラ面のナベは「邊」「邉」のほか似て非なる「ナベ」がなんと24種類もプリントされています。
— よしお (@yossy724_) 2018年3月4日
このカードを使って神経衰弱的なゲームをやると、辶の点が1つだったり2つだったりと凝視しないとわからない違いに大苦戦して楽しいです。ちないに、よしおの本名は「ワタナベ」なのですが、よしおの場合は漢字で書くと「渡部」なのでつくづく間違えられる心配がなくてよかったと思いました。「わたべ」と読まれることはありますけれど。
エセ芸術家ニューヨークへ行く※
「みんなでひとつの絵を描いている中、ひとりだけ何を描いているのか分かっていないエセ芸術家がいます。いったい誰が当てずっぽうに描いているのかを見つけ出しましょう。(商品説明より)」
例えばプレイヤーが5人いたとして、そのうち4人は「ホンモノの芸術家」としてお題が共有されますが、残り1人は「エセ芸術家」としてお題は知らされず、当てずっぽうの絵を描いていくゲーム。エセ芸術家は自分がエセであると気づかれないまま逃げ切れば勝利で、ホンモノのみなさんは誰がエセなのかを見破れば勝利となります。絵が上手であることが有利働くルールになっていませんので他学科の友達とプレイしても絵の上手さでマウンティングされることはないと思います(なんじゃそりゃ)。
しかし、みんなオインクゲームズ好きだよねえ。パッケージの可愛さもあって、よしも大好きです。しかし「小早川」がなかなか見つかりませんねえ。
4/30(月)追加分
ハコオンナ
「戦慄の対戦&協力型脱出ホラーゲーム。ハコオンナの館から生還せよ!このゲームは館に住まう怨霊「箱女」役1人と、館を訪れた「訪問者」役複数にわかれ、怨霊を見つけてしまったら死亡する「逆かくれんぼ」行うホラーゲームだ。 訪問者役のプレイヤーたちは、脱出、討伐、供養の3つの勝利条件のいずれかを目指して館を探索するが、 全滅すれば箱女役のプレイヤーの勝利となる。(商品説明より)」
このゲームの面白いところは「物音システム」と呼ばれるゲームシステムが採られているところ。訪問者役プレイヤーが行動する際には小さな円盤状のトークンを積み上げる必要がありますが、ここでトークンをを静かに積み上げることに失敗し物音を立ててしまえば、「ハコオンナ」に自分たちの存在を気づかせてしまい接近を許してしまうことになります。しかも5枚あるトークンのうち1枚だけに"パール"がつけられ水平に重ねることが難しくなっています。手元が狂えばたちまち物音を立てて崩れてしまうのです。(手元が狂わなくても崩れます。めっちゃ崩れます。むり。)
ハコオンナが…したいぞ…… pic.twitter.com/3NoAWSl2YC
— よしお (@yossy724_) 2017年12月12日
「ハコオンナ」に気づかれないようにしながら洋館を探索し、洋館脱出のヒントを探っていきますが、洋館脱出のヒントを得られず時間を浪費してしまえば「ハコオンナ」がさまざまなスキル・効果を手にしていきます。つまり最悪死にます。また洋館の探索を進めていくと、うっかり訪問者側から「ハコオンナ」に遭遇してしまうこともあります。やっぱり最悪死にます。プレイに1時間近くを要するホラー系ボードゲームですので、夜にみんな集まって部屋の電気消してやるのがいいんじゃないですかねえ!(適当)
ダンジョンクエストクラシック
ダンジョンを探索して財宝を探して生きて日没までに帰ってくるゲーム。モンスターが出てきたりトラップがあったりカタコンベ(地下墓地)があったりと、RPG好きならワクワクしそうな要素がたくさんあります。小難しいルールもそんなないです。「ぼっちプレイも可能」という噂さえあります。
ただ問題はその難易度で、生きて帰ってくることはほぼ無理と考えてプレイに臨んだほうがいいかもです。まずダンジョンのマップは最初から決められているのではなく、山札から引いたパネルによって決まっていきます。そのため財宝が眠るマップ中央部(ドラゴンもいるよ)に辿り着こうにも、パネルの巡り合わせ次第ではマップ中央部へ行くことさえままならないことも。それどころかパネルの巡り合わせが悪ければ規定ターン以内にダンジョンから脱出することもできなかったりして「なんだよこのクソゲー!!!」と全部ひっくり返したくなることも。
また途中でモンスターに遭遇すると戦闘しなければなりませんが、途中で遭遇するモンスターはどれも雑魚いものの、「回復?んなもんねえよ!!!!」というハード仕様(※回復できないことはないけど機会が少ない)なので、やらかすと雑魚モンスターとの戦闘だけでしっかり死にます。加えてトラップによっては判定次第では即死しますし、無事にマップ中央部に辿り着いてもドラゴンに焼かれればびっくりするあっさりと死にますし、要はこのゲームは出会いを求めたり飯を食ったりなどダンジョンに対して甘い幻想を抱きがちな昨今の風潮に「ダンジョンなめんな!!!!!」と警鐘を鳴らす良ゲーとなっているということです。ネット上のレビューで「致死率90%」と書いてる人もいました。
ちなみによしおは初プレイ時に財宝ざくざく抱えて無事生還してしまったのでこのゲームの醍醐味を味わうことができませんでした。
狂気山脈
ざっくり言うと、クトゥルフ神話の一作品とされるハワード・フィリップス・ラヴクラフト作「狂気の山脈にて」を題材とする協力型探索ゲームです。
3人〜5人のプレイヤーが南極探検隊となって、次々と直面する試練(タスク)を自らが所持する装備品や所持品を使用しながら山脈の探索を進めていきます。あくまで「協力プレイ」なので、タスクを消化する際には「おれ、◯◯カード3枚しかない!」「わたしは2枚あるから足して5枚になるよ!」などと相談して進めることが可能です。
ただし、ゲームが進み狂気山脈の奥へと入るに伴い、プレイヤーは『狂気カード』を持たされ、字の如く「狂気」に陥った状態となり、『狂気カード』に書かれた指示を守らなければならず、正常なプレイができなくなってしまいます。『狂気カード』が低レベルのうちはたとえば「絶対音感:話すときは歌いながら(たとえ下手でも)」「不器用:カードを持つ時ももプレイする時も親指を使うことができない」など進行に差し支えるほどのものではありませんが、高レベルになっていくと「私に近寄るな:テーブルから少なくとも3メートル離れて立っていること。」「イエスマン:"はい/いいえ"で答えられる質問をされた場合には、必ず"はい"と返答する」など正常なコミュニケーションを妨げるような狂気に陥ってしまい、次第にタスクの消化が困難になっていきます。
そんな感じで、得体の知れぬ未踏の山脈を、狂気と戦いながら探索して脱出・生還を目指していきます。対戦型ゲームの多くはルールへの理解度・プレイの習熟度で勝ち負けが分かれやすく、参加プレイヤーの理解度・習熟度に差がありすぎると楽しめるメンバーも出がちだと思いますが、この『狂気山脈』は協力型なので、理解度・習熟度に差があったとしても(むしろ少し差があるくらいが)みんなが楽しめるゲームだと思います。おすすめ。