よしおのブログ

東北芸術工科大学企画構想学科OBOG会のひと・よしおが綴るアンオフィシャルな日報

準備室の「くまモン」のぬいぐるみの行方、熊本ヴォルターズのこと、「パチパチのほし」の話。

この週末、姪っ子・甥っ子ブラザーズが自宅に遊びに来てくれていたもので、週が明けても言葉遣いが直りません。

 

姉がなかなか就寝しない姪っ子ちゃんに「早く寝んねしないと"くまちゃん"来ちゃうよー」と言っていてなんじゃそりゃと思っていたのですが、どうやら姪っ子ちゃんは「くまモン」が大の苦手らしい。家の廊下の曲がり角に「くまモン」のぬいぐるみを立たせておいたら、コーナーを駆け抜けようとした瞬間に鉢合わせして硬直、ずーっとえーんえーんとなってました。

 

 

ちなみにその「くまモン」のぬいぐるみは準備室に置いてたぬいぐるみで(大学の備品ではない)、一時的に借用させていただいているのですが、なんで借りたかと言えば、今年2月に熊本のプロバスケットボールチーム「熊本ヴォルターズ」が山形に来るということで、なぜか、一緒にお出かけ…だ…モン…(赤面

 

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熊本を震災が襲った折、僕たちのおやぶん・CCO小山薫堂先生のふるさとが困窮している様子をみて微力ながら募金をしました。その際に、熊本ヴォルターズにもわずかばかりですが「応援」をした思い出があります。

 

 

ところで、小山先生が著した「パチパチのほし」という絵本がありますね。

可愛らしい宇宙人にあっさりと地球を征服され、宇宙人にお金を巻き上げられてしまった世界が描かれるこの本、かねてより小山先生がお話されていた「お金は、欲しいものを手に入れるための装置ではなく、拍手を送り応援する装置だという意識を持つべき」という考え方が色濃く反映されています。

 

僕はこの絵本「パチパチのほし」がとても大好きで、好きすぎて山形県西川町の図書館にサイン本を寄贈しちゃうくらい大好きなのですが、何かサービスを受けたり商品を買って「嬉しい!」と思ったとき、きちんと「拍手」を送りたいと考えています。残念ながら「チップ」の文化は日本にはまだ根付いていません。だから、その代わりに感謝や賛辞を言葉で伝えるように心がけています。

 

例えばタクシーを降りたとき。料金を払うだけでなく、一言「お話できて楽しかったです」とか「どうぞお気をつけて」と伝えるようにしています。あるいはインターネット通販で商品を買ったとき、できるだけレビューを書くようにしています。

 

きっと「拍手」の仕方には人それぞれの方法があると思います。単にサービスや商品を購入すること自体も「拍手」なのかもしれません。ともかく、「どのような気持ちでお金を使うのか」を考えるうえで、ぜひ「パチパチのほし」を読んでほしいとつよくおすすめします。