松村ゼミ視察旅行に帯同したら予想通り楽しかった件(その3)
飛島は小さな離島ながら、島内には6軒の旅館と7軒の民宿(13軒いずれも勝浦地区)があります。今回の松村ゼミ視察旅行では、民宿「大福」にお世話になりました。
( ↑ 民宿「大福」の玄関。)
( ↑ 民宿「大福」の2階の窓辺に姿を見せるゆき松。)
( ↑ 1日目の夕飯。刺身・煮魚・アジフライに加えて海藻の小鉢とサザエ、写真には写っていないもののアラ汁が並ぶ。民宿のおかあさんは「こんなものしか出せなくてねえ〜」と笑うけれど、内陸育ちの僕にとっては驚くほど豪華なメニュー!)
( ↑ 2日目の朝食。前夜におかあさんが「納豆ぐらいしか用意できないよ(笑)」と言っていたが、嘘だった!なんと魚が2尾も並んでいる!)
3日目
飛島は周囲10kmの小さな島で、バスやタクシーといった公共交通機関はありません。レンタカーもありません。その代わり酒田市が用意する観光用レンタサイクルが用意されており、台帳に記名すれば無料で利用することができます。
( ↑ 勝浦にある西村食堂前に自転車貸出所が設けられている。島内中央部に至る坂道を除けば、島全体は平坦で自転車でも難なく移動できる。)
( ↑ 港を自転車で走るヌノ。潮風が気持ちいい。)
( ↑ カメラを向けると謎の舞を披露し出すゆき松。そういうところだぞ。)
( ↑ 松村先生も自転車で島内を移動する。子供の頃から自転車は好きだったとか。そしてストールは欠かせない。)
( ↑ 松村先生が自転車に乗る様子を収めた動画を食い入るように見るゼミ生たち)
その後は昼食。島内にある飲食店(旅館・民宿を除く)は「しまかへ」「ほんま食堂」「西村食堂」の3軒のみ。前日に行った「しまかへ」は比較的席数が多いものの、「ほんま食堂」と「西村食堂」は小ぢんまりとしたお店だという。2グループに分かれて昼食に行くことになり、グループ松村はほんま食堂へ、グループゆき松は西村食堂へ足を運びました。
( ↑ 西村食堂の「島のラーメン」。"トビシマカンゾウ"という花が入った、優しい味わいの塩ラーメン。本吉先生もむかし食べたことがあるらしい。)
ちなみに西村食堂でラーメンをいただくにあたって、事前に予約をお願いしておきました。いざ、お願いした時間に食堂へ伺うと、なんと満席。「あの、予約していた者なのですが…」と心配そうに聞くゼミ生ーーー『ん〜そうねえ〜満席だねえ〜』と穏やかな声で待つように促される。「予約」という概念を疑いつつも、まあ、こんな気持ちのいい島で焦る必要なんかないよなと妙に納得する。
( ↑ 日陰で席が空くのを待つグループゆき松。なぜ韻を踏んだし。)
( ↑ 今回のゼミ視察旅行を幹事として仕切ってくれたしーちゃん。)
( ↑軽く汗をかくほど晴れた3日目。)
( ↑ 港にて。前日とは打って変わって、海の色も深い青に。)
( ↑ 松村ゼミあらため、ベー子さんとその舎弟たちの図)
( ↑ カメラをむけるとすぐ調子にのるてっちゃん。)
( ↑筋肉フレンズ。)
グループ松村とグループゆき松が合流して、午後の予定へ。定期船が発着する勝浦とは反対側、西側の砂浜・小松浜へと移動します。
( ↑マリンプラザに掲示されていた飛島鳥瞰図。下が酒田港方面で、上が大陸方面。勝浦港と小松浜は左端のくぼみにある。)
( ↑ 小松浜に降りていく松村ゼミ生一行。)
前日に取材・ヒアリングさせていただいた田中さんと合流して、清掃活動をご一緒させていただきました。
( ↑ 旅館・民宿が立ち並ぶ勝浦から最も近い砂浜・小松浜。この日の波はきわめて穏やかだった。)
( ↑ 一人1枚ずつゴミ袋を持って砂浜の漂着ゴミを集めていく。良い子は手袋・長靴着用で作業してください!)
( ↑ 流れ着いたサンダルを拾うみのりちゃん。良い子は手袋・長靴着用で作業してください!)
( ↑ 大きなビニールゴミを拾うテラオカくん。良い子は(ry )
( ↑ ゴミを拾い続ける間も新たなゴミが流れ着く。)
( ↑ 黄色のビブスを着ているのが田中さん。)
( ↑ 軽トラックに積まれるゴミ袋が次第に増えていく様子を撮影するみどりちゃん。)
漂着ゴミの問題は日本国内外のあらゆる海岸で頭痛の種となっています。この飛島も例外ではなく、自然に還ることのないビニールやプラスチックのゴミが海流に乗って絶えず海岸に流れ着いてしまいます。たった小一時間ゴミを拾っただけで軽トラックの荷台が見えなくなるほどのゴミ袋が集まったわけですから、田中さんが日々取り組んでいる清掃ボランティアがどれだけ骨の折れる活動なのか、とても想像に及びません。
そして松村先生の話ーーー「移住に限らず、新しいコミュニティに認めてもらうためには、清掃などのボランティア活動・コミュニティ活動に率先して取り組むことが大切」。
前日の田中さんのお話でも海岸清掃・公衆トイレの管理・家屋の補修といったボランティア活動を継続することで、昔から島に暮らすみなさんとの関係を築いていったことが語られていました。そうしたコンテキストが無くとも、「国定公園・飛島をもっとキレイな姿にしなければ。」という思いを、移住者の立場で実現しようとする田中さんの行動は、IJUターンに関わる人たちが地域にどんな好循環を与えうるかという示唆に富んだものでした。
( ↑ 飛島の美しい海。)
( ↑ 海岸清掃活動を終え、記念写真を撮る。しつこいようですが、良い子は手袋・長靴着用で作業してください!)
そして帰路。
( ↑ at 勝浦港。「鳥海山の山頂が噴火によって吹き飛んで島になった」という伝説がある飛島から、鳥海山を臨む。)
ありがとう飛島!ありがとう大越さん! pic.twitter.com/MAzT0HcE4I
— よしお (@yossy724_) 2018年6月17日
( ↑ 港から離れる定期船「とびしま」から、飛島を臨む。)
( ↑ 酒田港へ向かう航路。ウミネコが名残惜しそうに追いかけてくる様子。)
( ↑ 潮風に吹かれるみどりちゃんとみのりちゃん。名前が似てる。だからなんだ。)
( ↑ 酒田港に近づくにつれてその姿が鮮明になる鳥海山。)
このあと酒田港から山形市へ移動し、今回の松村ゼミ視察旅行は無事終了。あ、お一人だけ無事じゃない人がいたようですが…(新幹線の運行ダイヤの乱れの影響を受けてしまった松村先生…)
おわり。