よしおのブログ

東北芸術工科大学企画構想学科OBOG会のひと・よしおが綴るアンオフィシャルな日報

Gmailで大学メールアドレスを送受信する方法について

学生のみなさんにも告知メールがあったと思いますが、大学のメールシステムが変わりました。これまで慣れ親しんだ*1TUAD Web Mail SYSTEMからOffice365というクライアントに変更されました。

 

Office365移行後も一人ひとりに割り当てられているメールアドレスは変わりなく使えますが、「TUAD Web Mail SYSTEM」のページ…つまり従来のメールシステムは閲覧のみ可能・送受信不可となっています。またTUAD Web Mail SYSTEMで設定していた『携帯電話・別アドレスへの転送』や『署名の挿入』などはOffice365側で再度設定しなおす必要があります。

 

今回のOffice365移行というビッグウェーブに乗り遅れると、大学からの大切なお知らせや授業に関する連絡や、よしおからのふざけたメールを見落とす恐れもあります。 ITが苦手な人や忙しい人は億劫に感じてしまうかもしれませんが、今回のOffice365移行に伴ってメールボックスの容量が50GBまで増えるなどメリットもさまざまあるらしいので、さっさと移行してくださいな。

 

 

 

 ところで従来のTUAD Web Mail SYSTEMのときも大学メールの転送設定を活用している人は多いと思いますが、みなさん、どんな感じで活用しています?この転送設定、実はうまいこと設定するととっても便利になります。

 

特に転送設定を活用してGmailと連携させる方法は、PCでのメールチェックだけでなく、スマートフォンでのメールチェックの利便性が格段に向上します。一言で言えば「Gmailからも、大学メールアドレスとして送受信できるようにする方法」です。参考になれば幸いです。ちなみによしおも下記の方法で設定しています。

 

 

1. Office365側での設定

まず大学メールアドレスとパスワードを使って「Office365」にログインして、トップ画面を開きます(下記画像)。その画面の右上に「設定ボタン」がありますので、ここをクリックしてください。

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すると右側に「設定」のメニューが出てきますので、そこから「メール」をクリックしましょう。

 

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メールの設定画面は下記画像の通りです。ここの左側のメニューにある項目を選択すると、各種設定することができます。今回は転送設定を行いたいので、中ほどにある「アカウント」の「転送」を選択しましょう。

 

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転送設定を行うページはこんな画面です。

 

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拡大しますね。

 

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(むりやり拡大したので画質が粗くなっていますが)

この画面の「転送を開始する」のボタンを選択したうえで、「メールの転送先」に、受信したメールを転送したいアドレスを入力します。携帯電話のアドレスでもOKですが、よしおのおすすめは、Gmailアドレスに転送させる方法。(上記画像でも、Gmailアドレスに転送させる設定にしています)

 

なお「転送されたメッセージのコピーを保持する」はどちらでもかまいません。例えば転送先にGmailを設定したけれどOffice365の受信箱にもメールは残しておきたい!という場合は、ここのボックスにチェックを入れておきましょう。*2

 

 

はい!これで「Office365に届いたメールを、そのまま別のアドレスに転送させる設定」は完了です。

 

 

2. Gmail側での設定

続いてGmail側での設定。Googleアカウントを使ってGmailにログインしましょう。すると次の画面が表示されるはずです(セキュリティ上の都合で一部隠しています)。この画面の右上から「設定」メニューを表示しましょう。

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で、「設定」メニューのボタンをクリックすると下記のようなリストが表示されますので、そこから文字で書かれた「設定」をクリックします。

 

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はい、次はこの画面。下記画像で矢印で示した「アカウントとインポート」を選択します。

 

 

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すると下記の画面に変わりますので、中ほどにある「名前: (Gmailを私用して他のメールアドレスからメールを送信します)」の設定を行います。下記画像の矢印で示した部分「他のメールアドレスを追加」を選択します。

 

 

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「他のメールアドレスを追加」を選択すると、下記画像のポップアップ画面が出てきますので、名前*3と大学のメールアドレスを入力します。

また「エイリアスとして扱います」にもチェックマークを入れておきましょう。

 

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続いて下記画像の画面に進みますが、この設定が曲者です。よしおが最初に設定したときは全く原因がわからず小一時間ずっと格闘しました。

 

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それぞれの欄に、以下の通り入力します。

 

SMTPサーバー: outlook-japan.office365.com  *4

ポート: 587

ユーザー名: 大学のメールアドレス( 〜〜@stu.tuad.ac.jp まですべて記入する)

パスワード: Office365のパスワード

 

それぞれの欄に入力が終わったら、「TLSを使用したセキュリティで保護された接続(推奨)」を選択して、アカウントを追加します。

 

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この画面にたどり着ければOKです!

あとは画面に書いてあるとおりに「確認コードを入力する」等の方法で認証してください。

 

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無事に設定が完了すれば、先程の「設定」の「アカウントとインポート」の画面に、大学のメールアドレスが下記画面のピンク色で囲われた部分のように追加されます。

 

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これでGmail上から、大学のメールアドレスでメール送信ができるようになりました!メール作成画面では、Gmailと大学メールアドレスの2種類を選択できる状態に変わっています。(下記画像のとおり)

 

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 しかもこの設定を行うとPC上*5だけではなく、スマートフォン用のGmailアプリやInboxアプリからも大学のメールアドレスでメール送信ができるようになります。

 

 

長文になってしまいましたね…。きっと途中で脱落してしまった人もいると思います。もし要望があれば後期に「Gmail & Google活用しよう講座」でも開いてそこでフォローします。

 

 

以上、よしおでした!

*1:慣れ親しむほどメールしてないという人は体育館裏に来ること

*2:TUAD Web Mail SYSTEMはメールボックス容量が小さいからメールは転送して保存しておいて!などと説明しましたが、今回Office365移行に伴いメールボックス容量が50GBまで増えたようですので、メールボックス容量の心配は当分しなくて済みそうです。

*3:メール受信者にも表示されます

*4:ここの設定が曲者で、自動取得されたSMTPサーバーではエラー出まくりでした。いろいろとググッたところ、このサーバー名を強制的に指定してあげるとうまくいくことがわかりました。

*5:ウェブブラウザ版